劇団手記。
今日はミュージカルを観劇して参りました。今回、約2年ぶり2度目の観劇であります。
元来わたくし、ミュージカルを嗜む様な上等な人間ではございません。が、我が子たちには色々な経験、世界を見聞きして感受性豊かに育ってくれたら、そう願っての事でございます。
開始から40分、持病の腰痛が悲鳴を上げ始め、ただ座っているだけの姿勢が私にとっては拷問のようでありまして、少し腰を上げてポジションをズラす、微妙に体を捻って楽な姿勢を探す、という事をやっていたのですが、隣に座る娘に「パパ、迷惑だから動いちゃダメだよ!」と叱られ、唯一の腰痛対策すら許されず、脂汗をかきながらひたすら耐え抜きました。
前半が終わり、20分の休憩で腰を伸ばし何とか凌ぎましたが、後半の部が始まると早々に症状は悪化、もはや盛り上がって拍手が起きている時、ドサクサに紛れて腰を動かしまくるという背水の陣にて凌ぐしかなかったのですが、やはり隣に座る娘には目障りだった様でして、「パパが気になって全然集中できなかった!もうパパとは来ない!」と言われてしまいました。親の心子知らずとは、まさにこの事でございます。
「感激したねぇ、観劇だけに!」帰りしな娘に何度か話しかけましたが、は!?という返答しかきませんでした。どうやらこちらの思惑通り、順調に喜怒哀楽の感受性が豊かに育ってきているようで何よりであります。
ちなみに今回、個人的に1番感動したシーンは最後にスタンディングオベーションで腰が伸びた瞬間でございました。では。