流行らせるには
ビジネスでも勉強でも、確率を意識することが 大切です。
たとえば、人通りの少ない、路地裏にある飲食店で考えてみましょう。
この店には、お客さんが全然来ません。
なぜ、お客さんが来ないかと言えば、知られていないからです。
味が良かったとしても、知られていなければ なかなかお客さんは来ません。
口コミでジワジワと広がっていくのかもしれませんが、時間がかかります。
とても美味しい店であれば、口コミが広まるのも早いかもしれませんが、そこそこのお店であれば、そんなにすぐには広まりません。
知られていないから、お客さんが来ないわけです。
ところが、多くの人は、美味しいものを提供していれば、お客さんは来てくれるに違いない と考えてしまいがちです。
しかし、それは確率から考えると、間違っています。
たとえば、1000人にビラを配るとします。 どれだけの人が反応するかというと、1000人中、1人しか反応しないのです。
「こんなお店をやってますよ」というビラを、 1000枚配ったとしても、 実際にお店に来てくれる人は1人なのです。
人に知ってもらうということは、大変なことです。
そこで、まず大事なのは、いかに多くの人に 知ってもらうかです。
そして、もう1つ大事なのは、どうすれば、反応する確率を上げられるかということです。 お店の前を通りがかった人に、「このお店良さそうだ、入ってみよう」と思ってもらえるか、 あるいは全く気づかずにスルーされてしまうか、 それによってお店の売上が変わってきます。
いかに多くの人に知ってもらうか、そして、いかにして反応してもらうか、その確率を上げることが ポイントになります。