成人の日雑記
いまから数十年前
僕が成人式の時は、雪が降っていた。
白銀の世界に、たまたま選んだ白の袴が妙に映えたのか、はたまた死装束のようで幻想的だったのか、会場にいた他の地区の知らない子たちから頼まれ一緒に写真を撮った記憶がある。
市長を尻目に、会場の壇上にヤンチャな連中が駆け上がり、雄叫びをあげながら自分たちの旗を掲げながら記念写真を撮る。
荒れる成人式なんてニュースで毎年やってるけど、なんて事ない、そんなのもう数十年も前から繰り返されてる事だ。
若さのエネルギーは凄まじい。彼らだって持て余したエネルギーのやり場を見つけられないだけなんだよな。
あれから数十年、当時ヤンチャだった連中はというと、殆どが経営者になったり、家庭を持ち真っ当に生きている。中には、◯で◯んだり、長い務めに出たヤツもいるけどね、まぁ、そんなのごく僅かだ。
この年になって、若さが羨ましいと思う事がある。
僕も僕なりに必死にやってきたつもりだけど、思い返すとまだ出来たんじゃないか、もっといけたんじゃないかと、少し後悔している部分もあるからだ。
だから時に、可能性に満ち溢れている若者が眩しく、そして羨ましい。
Boys be ambitiousじゃないけど、君たちには限りない未来がある。自分を信じて夢に向かって突き進んでほしい。全力でだぞ!きっと夢は叶う!ゆけ、若人よ!!
とか、こんなとこで宣ってもターゲットには1%も届かない事にいま気づいた。さて、仕事逝ってきます。